2008年3月20日木曜日

地域医療は地域作りと関連するー明日の尾駮診療所

 昨日、『明日の尾駮診療所』というタイトルのワークショップを行いました。六ヶ所村の医師確保問題がその動機付けになってはいるのですが、それも含めて目まぐるしく変わる社会に適応する必要があったからなのでした。いわゆるメタボ健診は、惨敗に終わった(と思う)健康日本21の後継者なので、ペナルティを科してまで保健指導を徹底させますが、現在の村では独自に十分な対応はできません。国保以外の方はすべて村外の施設にお願いすることになるでしょう。福祉・介護の面でもうまく機能できていないのです。村独自ですべてやる必要はないとはいえ、上手に運用すれば経済的にも成り立つような新しい形ができると思うのですが。えーい、こうなればワークショップだ!
 ワークショップは地域ケア会議のメンバーを主体にした小さなものでしたが、医療や保健や福祉にし限定しない生活の面も含めた”明日の六ヶ所村”を語り合いました。シビアな問題から、小学生の夢のような未来まで、平均年齢推定45歳のメンバーがおよそ2時間。ほのぼのと真剣に話す姿をみていて思いました。地域の将来に関与していることの面白さと地域生活からボトムアップする医療のあり方を僕らは正当にも地域アプローチとよぶべきだと。
 8月9日(土)と10日(日)に少し大きなワークショップを開催します。村民、医学生、研修医、議員さんなどを呼んでワイワイやりたいと思います。仮題はもちろん『明日の尾駮診療所』。どんなもんでしょ?

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