2009年9月17日木曜日

falling snow

 今週はいろいろな所から診療支援に来ていただいてます。スタッフの休みをカバーするためにお願いしたのでしたが、東京や仙台から駆けつけてくれた彼らに感謝しています。それにしても昨日は研修医3名、僕、1週間の応援医師、当直代診の医師と総6名となり、なんとなくインフレ状態というある意味贅沢な状況となりました。これが皆スタッフメンバーであったらどんなに良いことか、と思いつつ夜の歓迎会に突入したのでした。
 この3年間でお会いした多くの研修医の人たちがこちらで働くのには大きな壁があるのだそうな。いわく雪がなあ、と。2−3年の期間であっても同じ条件なら、関東あるいは南国を選ぶのだそうで、まあ、わからないでもないか。雪だものね。それではその対策は、というと、条件や給料という月並みな対応では十分ではなく、かといって地域医療の研究と実践という学術性で押すには知名度が低すぎて、実績がなさすぎて、なにもないからこそ研究だ、君が主役だ、といっても丸投げと言われそうだし。
 ・・・雪は本当に美しいよ。降りしきる雪の中で一人歩くことの愉悦を、屹立した存在だけになったような不思議な感覚を、他者へのあこがれを、どうやって伝えよう。雪は地域医療の真意を静かに教えてくれるのだ。啓示としての雪、というお話。

PS:鍋も良いよ。
 

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