この3年間でお会いした多くの研修医の人たちがこちらで働くのには大きな壁があるのだそうな。いわく雪がなあ、と。2−3年の期間であっても同じ条件なら、関東あるいは南国を選ぶのだそうで、まあ、わからないでもないか。雪だものね。それではその対策は、というと、条件や給料という月並みな対応では十分ではなく、かといって地域医療の研究と実践という学術性で押すには知名度が低すぎて、実績がなさすぎて、なにもないからこそ研究だ、君が主役だ、といっても丸投げと言われそうだし。
・・・雪は本当に美しいよ。降りしきる雪の中で一人歩くことの愉悦を、屹立した存在だけになったような不思議な感覚を、他者へのあこがれを、どうやって伝えよう。雪は地域医療の真意を静かに教えてくれるのだ。啓示としての雪、というお話。
PS:鍋も良いよ。
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