研修医のM君から手紙が届いた。彼は1週間だけ僕らの診療所に研修に来てくれた、若くて情熱にあふれ、世界的な見地で医療や保健を考えることのできるタイプの人だ。他のシステムの研修病院に来年からお世話になる決意といままでのお礼を、いまどき珍しく手紙でおしえてくれたのでした。優秀さは折り紙付きの誠実な彼が新しく選んだ施設は、やはり地域医療で有名な、しかも総合病院とのしての機能も充実したところでした。彼には果たすべき目的があって、それにそった選択の仕方をしているのでした。すごいな〜、まだ卒業していくらもたっていないのに、来るべき未来にそった生き方ができるなんて。しかも僕らのことに恩義を感じて気にかけてくれるなんて。
大丈夫。こちらの都合を気にすることはないですよ。そもそもなにもできなかったのだから。ところで、君は想像もできないでしょう。僕は(或いは僕らは)君が熱心に誠実に研修につとめる姿を思い出しては、自分を奮い立たせていることを。君の情熱にこちらこそが共鳴していることを。僕らは地域医療のイデアでむすばれた仲間なのだから、離れていても全然大丈夫。僕らも君と一緒に歩んでいるのだから。
ところで、手紙の返事なんだけれどね、手紙書くのが苦手なんだ・・・・
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