2008年11月13日木曜日

たとえば君がいるだけで

 という歌を思い出す。その続きは”こころが強くなれること、なにより大切なものを気づかせてくれたね。”だったかなあ。亡くなる方を目の前に、もうすでに心拍は停止しているのだーカシオペアの下を白鳥たちが飛んでもいるだろう夜にー大勢の家族が集まって、唱和するようにみんなで叫んでいるのでした。”ありがとう。お母さん、いままでありがとう。”なんども、なんども波のように続いて、まるで船の見送りのようでした。君がいるだけで、僕らはこころが強くなるだろう。死をみんなで受け止めることで、君の不在を共有することで、不思議なことに、僕らはあなたを忘れないようになるだろう。家族はきっと強くなるだろう。ご家族のお母さん、りっぱに勤められましたね。ありがとうございました。

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