ふと気づくともう4月が終わろうとしている。新しい人たちを迎えて、夢や希望や、雪やあられや、解剖や病理や結婚の話で盛り上がっている間に慌ただしく一月が過ぎている。ああ、これは本当に夢なのではないか、と疑うほど、僕はうかれていたようです。まるで新芽のような若い医師たちやその奥様たちの姿を見る。うん、初々しい。学生さんや研修医の人たちとの議論が夜まで続く。ああ、楽しいけれど、新婚さんにはちょっと気の毒でもあるが、これが人生なのだよとさすがに50歳を過ぎた僕が言うのも、妙に誇らしい。そうそう、僕はあんまり酒が飲めないのだけれど、無粋なことは言わないから、うんと楽しんでくれ。桜祭りは最近ご無沙汰だけれど、不思議なことに、僕は春の宵の月の下で、少し酔っぱらっちまって、はるかに望む岩木山に向かって一人口笛を響かせているような気分なんだ。
なんだか不思議な4月でした。みんなありがとう。これからもよろしく。
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