2009年7月30日木曜日

seashore and mountain( postmodernism)

 美しい海岸線を北へ向かう。波が洗う砂浜の海に向けた境界は定まることはなくて、時間のフレームを重ねれば平均として仮想できるけれど、むしろダイナミックなinteractionという方が適切だと思う。海と陸との境界における絶え間ないinteraction。仮想される形は、海と陸との関係性の中に生まれる永遠の刹那だから、堅固な、例えば、山のあり方とは異なっている。うーん、当たり前か。
 地域医療の話をしていて、また訳の分からない話で煙に巻くつもりもないのだけれど、その日常のあり方や姿形が僕には砂の海岸線に似ているように感じられる。それは関係性の中から立ち上がるもので、その土地と医師やそこに住む人たちや祖先の霊魂がそれぞれに影響を与え合い、それらの光の色が干渉しあうようなあり方だ。もちろん堅固な山も美しいし、高い山は人を魅了する。これらrigidなものを本質的なものに分類すれば、地域医療は(多分)ポストモダンの枠組みの中で語られることになる。・・・だからどうしたってことでもないのだけれど、地域医療の曰く言い難い魅力を伝えたくて。

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