2009年3月18日水曜日

general diagnostic theory

 またまた変な造語を英語に置き換えて煙に巻いている訳ではないのですが、こんな言葉になるのかなあ。研修医の先生方とのやりとりの中で結晶化した汎用診断理論(或いは屁理屈)。あえて英語にする理由もないのですが、以前お話していたheart station projectの1つに英国一般医・家庭医との連携を考えているものですから、そのためのほんのささやかな英語練習の一環で、われながら大海に一滴という感じで、ちょっと泣けてきますね。
 さてそのGDT(笑)のこと。結論から言うとあんまりシンプルで当たり前のような気がして、ブログにのせるのもどうかなあとは思いましたが、なんだか、結構研修医の人たちの反応が良いので、書いてみます。診断=障害部位(解剖)×時間経過(病理)この際、障害部位(解剖)は症状をキャラクター分析することで推測し、さらに時間経過を特徴的な病理変化と対応させることで診断名に至るというものです。この方法でゆくと、部位や系統は全く関係なく考察できるようになって便利です。皮膚でも骨格でも、心臓でも肺でも、神経でも精神でも、同じ思考過程になって行きます。当たり前って言えば、当たり前なのだけれど、実際のケースで1つ1つ検討してゆくとその面白さがわかってくるように思います。おお、これこそGPのための診断学だあ!と叫んだのは夢の中でしたけどね。ああ、周りに人がいなくてよかった〜

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