患者さんたちとそのご家族、ご近所と世間。挨拶するときのほんの少しのまなざしや息づかいや、声のトーンで現実のネットはいつも揺らいでいるようです。これを文脈といっても良いのだけれど、自分という要素が抜き差しならずに係わってしまうので、海のような感触のネットワークの中で、そのネットワーク自体を形成している自分というイメージです。この中で行なわれる医療という行為は、かなり意識的である必要があると思うのです。network diverー明日の医師は、このように言われるかもしれません。それは自治医科大学の卒業生たちが黙々と歩き続けてきた道に刻まれた影から、新たな生命をえて飛び立つ鳥たちのようだ。え〜、なんとなくわかりますか?ちょっと調子に乗りすぎました。では、また。